世田谷区の病院・医院・クリニック 

玉川医師会

お知らせ一覧 医療情報 各種医療機関情報 救急対応の医療機関 玉川医師会の会員医療機関

  ホーム医療情報 > 健康教室

Googleサイト検索  .

医療情報 健康教室

糖尿病地域医療連携マップ もの忘れ診断地域連携 健康教室 玉川医療フォーラム動画 トピックス 医療情報
携帯サイトのご案内 個人情報保護方針 リンク一覧 玉川医師会のご案内

  健康教室コラム

第2回:白内障

1.白内障とは?

水晶体目の中には水晶体という凸レンズがあります。このレンズには、眼内に入った光を屈折させて眼底にピントを合わせるという役目があります。このように水晶体は、光が通過する透明なレンズですが、中高年になりますと濁ってきて視力障害を起こすことがあります。これが白内障です。加齢が原因ですので、個人差はありますがすべての方に生じる疾患です。

2.白内障の症状

白内障が進みますと、徐々にぼやけて見えるようになります。数年から数十年かかって進み、急激に進行することはめったにありませんので視力障害に気付きにくく、検査をして始めてわかることもあります。物がかすんで見える、視力が落ちてきたとお感じの方は、一度検診をお受けください。

3.白内障の治療

初期の白内障であれば、進行を予防する目薬を点眼していただき経過をみます。ただし、目薬はあくまでも進行予防ですので、視力を回復する治療ではありません。視力の低下が進んだ場合には、手術で水晶体の濁りを取り除く必要があります。眼底などに他の病気がなければ、確実に視力は回復します。

4.白内障の手術について

白内障の手術は、黒目(角膜)と白目(強膜)の境い目を切開して濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入する手術です。最近では、超音波を使って水晶体を吸い取りますので、傷口が非常に小さくてすみ、術後の回復も早くなりました。

5.どのような状態になったら手術を受けたら良いのでしょうか?

目が見えにくくなったといっても、その感じ方は人それぞれです。白内障で視力が0.5に下がっても特に不自由を感じない方もいれば、1.2の視力が0.9や1.0に下がっただけで運転などに支障をきたして困る方もいます。つまり、その方が視力で日常生活に困るようになった時に手術を受けていただければよろしいとお考えください。

6.手術の際に、入院の必要がありますか?

手術の際には、入院して手術を受けることもできますが、日帰り手術も可能です。日帰り手術を行っている施設は、限られていますのでそれぞれの医療機関にお問い合わせください。


第5回:アレルギーは何故増える
第4回:腰部脊柱管狭窄症について
第3回:スギ花粉症の治療
第2回:白内障
第1回:糖尿病
ページトップへ

社団法人 玉川医師会 〒158-0091 東京都世田谷区中町2-25-18 TEL:03-3704-2481(代)  (C)Tamagawa Medical Association